初めて教会に来ました。どうすればいいですか。
教会の入口に案内や整理をする人がいれば、「はじめてです」とおっしゃってください。親切に案内してくださるでしょう。はじめはなにもわからなくてもいいのです。少しづつ、わかるようになるでしょう。
聖堂が開いているときは、開いている席に着席し、静かに神様のことを黙想してみましょう。なお、聖堂内は飲食禁止です。
何よりも、早いうちに、教会の神父に自己紹介をなさることです。親切に迎えてもらえます。
ミサがあるとき
まず、教会に入って、あいている席についてください。教会には、ミサの途中でもどなたでも自由に入れます。中に入ったら、まわりの人と同じようにすればいいのです。人がすわるときに自分もすわり、立つとき自分も立つというぐあいに。
ミサの途中に、みんなが立って祭壇へ進み「ご聖体」という白いパンをいただきますが、「ご聖体」は洗礼を受けた方だけがいただくことができます。
カトリック教会の洗礼を受けていない方は、司祭を通して神さまからの「祝福」をいただくことができます。お望みならば、列に並び前に進み、頭を下げ、手を合わせたまま祝福いただいてください。
日曜日の礼拝、「ミサ」とは何ですか
ミサとは、カトリック教会で行ういちばん大切な祈りです。
日曜日の他に、平日、また、結婚式、葬儀などの大事な時にも行います。司祭が司式し、信者とともに祈りをささげるのです。
ミサの由来は、キリストの最後の晩餐、彼が死をむかえようとされた時にさかのぼります。
そのとき、十字架の死を覚悟しておられたイエスは、食事の途中、パンと葡萄酒の杯を取り、弟子に与えて、こう言われました。
「これは、あなたがたのために渡される私のからだである。これは、私の血である。私の記念としてこれを行いなさい」
そのとき以来、教会はキリストの命令通りに最後の晩餐の式を繰り返してきました。それによってキリストの死と復活を記念し、私たちの救いのために神にいのちをささげられたキリストに、心を合わせるのです。
ミサのとき、私たちは、神のすべての恵みに感謝をささげることにしています。
家でとなえるやさしい祈りがありますか
神に祈りたいときには、心の中で神を思いうかべて、自分の言葉で祈ればよいのです。
日本の習慣に従って、正座しながら手を合わせて祈れば、集中しやすくなるでしょう。
教会でも、同じように手を合わせて祈る習慣があります。
祈るとき、自分が一生懸命にやっている毎日の仕事を神さまにささげればよいのです。
よいことをしようとしているならば、その行いが必ず神に喜ばれるからです。
よいことをしようとする心は、神さまへのいちばんすばらしい供物です。
また、祈る気持ちを助けるために、祈りの文句を覚えるのもよいことです。
教会では特に皆さんが唱える、「主の祈り」と、「アヴェ・マリアの祈り」の二つの祈りがあります。
主の祈り
(イエスさまが教えてくださった祈りです。)
天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり
地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日も お与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。
わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、
悪からお救いください。
アーメン
アヴェ・マリアの祈り
(聖書の中の受胎告知のことばから取った、マリアさまへの祈りです。)
アヴェ、マリア、恵みに満ちた方、
主はあなたとともにおられます。
あなたは女のうちで祝福され、
ご胎内の御子イエスも祝福されています。
神の母聖マリア、わたしたち罪びとのために、
今も、死を迎える時も、お祈りください。
アーメン
栄唱
栄光は、父と子と聖霊に
初めのように今もいつも世々に。
アーメン
力トリックの教えを学ぶには、どうすれば良いですか
現代の私たちは、毎日の務めに追われて、ゆっくりと考える余裕がありません。しかし、明るく生きるためには、いつか自分の生きる道を考える必要があるでしょう。そのため、教会では、希望者を対象にいろいろな研究会を開き、家庭、仕事、年齢の状況に合わせて、研究グループや時間を設けています。場合によって、個人でも指導を受けることができるでしょう。神父様にご相談ください。
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